2013年01月06日
『イカロスの海』 1998
『イカロスの海』 1998
【ギリシャ神話・イカロス】
ダイダロスはイカロスの父で、細工の名人であった。ダイダロスがミノス王のためにラビュリンス(迷宮)を造った。
ダイダロスは後にミノス王から見放され、息子のイカロスと共に、ある塔に閉じ込められてしまった。
その塔を抜け出すために、鳥の羽を集めて、大きな翼を造った。大きい羽は糸でとめ、小さい羽は蝋(ろう)でとめた。
翼が完成した。二人は翼を背中につけた。
父ダイダロスは、息子のイカロスに言う。
「イカロスよ、空の中くらいの高さを飛ぶのだよ。あまり低く飛ぶと霧が翼の邪魔をするし、あまり高く飛ぶと、太陽の熱で溶けてしまうから。」
二人は飛んだ。
農作業中の人々や羊飼いたちが二人の姿を見て、神々が空を飛んでいるのだと思った。
イカロスは調子に乗ってしまった。父の忠告を忘れ、高く、高く飛んでしまった。
太陽に近づくと、羽をとめた蝋(ろう)が溶けてしまった。イカロスは羽を失い、青海原に落ちてしまった。
以後、その海はイカロスと名づけられた。
『イカロスの海』 1998 油彩 F10
【ギリシャ神話・イカロス】
ダイダロスはイカロスの父で、細工の名人であった。ダイダロスがミノス王のためにラビュリンス(迷宮)を造った。
ダイダロスは後にミノス王から見放され、息子のイカロスと共に、ある塔に閉じ込められてしまった。
その塔を抜け出すために、鳥の羽を集めて、大きな翼を造った。大きい羽は糸でとめ、小さい羽は蝋(ろう)でとめた。
翼が完成した。二人は翼を背中につけた。
父ダイダロスは、息子のイカロスに言う。
「イカロスよ、空の中くらいの高さを飛ぶのだよ。あまり低く飛ぶと霧が翼の邪魔をするし、あまり高く飛ぶと、太陽の熱で溶けてしまうから。」
二人は飛んだ。
農作業中の人々や羊飼いたちが二人の姿を見て、神々が空を飛んでいるのだと思った。
イカロスは調子に乗ってしまった。父の忠告を忘れ、高く、高く飛んでしまった。
太陽に近づくと、羽をとめた蝋(ろう)が溶けてしまった。イカロスは羽を失い、青海原に落ちてしまった。
以後、その海はイカロスと名づけられた。
『イカロスの海』 1998 油彩 F10

2013年01月06日
『あなたのその・・・』 1998
『あなたのその・・・』 1998
この頃から書を取り入れ、詩と絵の融合する作品を創り始めました。
ニュージーランド・オークランド市での個展の展示作品です。
来場の方の多くがfrottageと書道に関心があったようで、たくさんの質問をいただきました。
『あなたのその・・・』 1998 frottage・墨
この頃から書を取り入れ、詩と絵の融合する作品を創り始めました。
ニュージーランド・オークランド市での個展の展示作品です。
来場の方の多くがfrottageと書道に関心があったようで、たくさんの質問をいただきました。
『あなたのその・・・』 1998 frottage・墨
